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コンセプト


 この研究室のコンセプトは、「つなぐ」です。それぞれ全く別の立ち位置の存在を一つのラボメンバーとし、異分野のつながりの中から新しいモノの創出を目指します。本職を別に持つ異分野集団という性質上、活動のほぼすべてをオンラインで行うことを特徴とします。
 この研究室では、ものつくり(基礎研究と応用開発)と実学教育を中心に取り組みます。大学で行われる基礎研究は、「考え方」を提案するものであり、これをもとに商品を開発しようとすると、大小さまざまな課題が出てきます。この研究室では、企業開発者、大学研究者がオンラインで問題意識を共有することで課題解決を試みます。課題解決は一筋縄ではいかないことばかりですが、この場に学生にも同席してもらい、実際に物事が進んでいく過程(失敗する過程も)を実体験してもらいます。  
 これからの時代も同じ場所で時間を共有することの価値は低下することはないと思いますが、オンラインラボは異分野の方々とのつながりのきっかけの場には適していると考えています。まだ小さな集団ではありますが、コンセプトを理解していただける方を募りながら、新たな時代における人と人のつながりのきっかけの場を提供できる存在となることを目指します。  
 研究室の立ち上げを農学部長の江口先生、伊藤事務長に相談したところ、二つ返事でOKを、大木製薬株式会社の方々にもすぐにご賛同いただき、驚くほど簡単に研究室の立ち上げが決まりました。近畿大学と大木製薬株式会社の産学連携と学生教育への理解、フットワークの軽さがなければ、本研究室は立ち上げられなかったと思います。この場を借りて感謝いたします。  

近畿大学アグリ技術革新研究所 学際生命科学研究室 室長 財満 信宏
   本活動の一部は、“オール近大”新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクトの支援を受けています。