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研究テーマ

1.生活習慣病予防を目指した食品分子の機能性に関する研究

 肥満や高脂血症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病の人口が増えています。そこで、この生活習慣病を予防・改善する食品分子を探索しています。これまでに有能な食品由来の機能分子がいくつか見出されています。

2.免疫・アレルギーの制御に関する研究

 アレルギーは特定の抗原に対する過剰な免疫応答であり、発症するとアトピー性皮膚炎、喘息、下痢などの多様な症状を起こします。近年、食物アレルギー患者が急増し深刻な問題となっており、そこで応用細胞生物学研究室では、新規アレルゲンの探索やアレルギー抑制作用を持つ食品成分の探索、アレルゲンの変動解析を行っています。

3.腹部大動脈瘤の予防・治療法の確立に向けての研究

 腹部大動脈瘤(AAA)は腹部大動脈が進行的に拡張する疾患で、拡張した血管は最終的には破裂に至ります。効果的な薬物療法や予防法はまだ存在せず、これらの確立が切望されています。本研究室では、AAA破裂機構の解明や予防・治療法の確立などを目指して研究を行っています。
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4.可視化技術の応用開発

 研究対象物を目で見て注意深く観察するということは、研究を進める上で最も重要な作業の1つです。しかしながら、これまでの研究手法では目で見ることができない分子が多く存在しています。本研究室では、今まで目に見えなかったものを可視化する技術の開発と応用をしています。これにより機能性食品(ポリフェノール、イソフラボンなど)やアレルゲンの農林水産物中における分布、摂取した食品成分の体内動態、疾患(動脈硬化、動脈瘤、糖尿病など)の病変部位での代謝異常などの可視化が可能になります。
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5.骨細胞を標的にした骨代謝の調節に関する研究

 高齢になると、破骨細胞の働きによって骨の分解が進み、骨粗鬆症になりやすくなります。そこで、この破骨細胞の働きを抑え、骨破壊を抑える成分を探索しています。