導入機器

きのこ栽培施設,きのこ栽培装置 (近畿大学付属 実験圃場内)

本栽培施設および装置は、実際にきのこ栽培農家や企業における栽培施設の設計・設置を手掛けており、現状のきのこ栽培に必要なスペックを有するように設計したもので、専門業者しか知りえないきのこ栽培に必要なノウハウを随所に盛り込んだ装置となっています。

本装置の導入によって、大学では不可能であった実際の栽培条件に即したきのこ栽培や、新規な栽培技術の確立が可能となります。

次世代ゲノムシーケンサーシステム (近畿大学農学部研究棟 4320室)
Illumina NextSeq500
RNAi  付属サーバー
Filgen  CLC Genomics Workbench

NextSeq 500システムは、ハイスループットシーケンス規模の解析をデスクトップの簡易性で可能にし、エクソーム、トランスクリプトーム、全ゲノムシーケンスを日々の研究ツールとして活用できるようになりました。
 次世代シーケンサーで得られるデータは大容量となるため、付属の専用サーバー内でバックアップし、更にFASTQファイルへの返還が導入されたサーバーで可能になりました。また、Denovoアセンブリーや発現量解析などをCLC Genomics Workbenchで行います。

MALDI-TOF/TOF MS (近畿大学農学部研究棟 4320室)
Bruker autoflex seed KN2

本事業遂行のためには、①タンパク質の構造解析および発現動態解析、②微生物同定システム、③マスイメージングによるきのこ中の栄養成分の可視化が必要となります。本装置はMALDI型のイオン化法に特化した装置であり、イオン化法を用いた分析機器としてはもっとも信頼のおける機器です。
 本装置では、MALDI 質量分析計の最新のアプリケーション(高分解能イメージング、糖鎖分析、ハイスループットなMALDI Biotyoper による微生物分子同定)と同様に従来からのアプリケーション(確実で詳細なタンパク質・ペプチドやポリマー解析)にも使いやすくパワフルなシステムとしてデザインされ最適化されています。また、最新のTOF/TOF技術(LIFT)は、高速で高感度なMS/MS 測定のために、種々のMS/MS テクニック(例:LID、高エネルギーCID)が使用できます。

プロテインシーケンサー (近畿大学農学部研究棟 4320室)
島津製作所 PPSQ-31B

PPSQ-31Bは現在でも、最も信頼性の高いタンパク質のアミノ酸配列情報を得るための手段であり、新規に単離されたきのこ由来タンパク質の構造を解析するために必要不可欠な機器です。
 本事業において同様に導入された次世代シーケンサーによる塩基配列情報と併せてタンパク質発現動態解析のための基盤形成が可能となりました。

PAGE TOP