研究内容 (Research)

「生命と環境を守る」をテーマに,化粧品や食品の安全性や有用性評価を行っています。特に植物や微生物が持つ「生理活性(物質が生体の特定の生理的調節機能に対して作用する性質)能力」を遺伝子組換えなどのバイオ技術を用いて,その潜在能力を目覚めさせる研究を行っています。生体に関与している,さまざまな活性を示す物質の機能や性質を調べ,見つけ出したものを化粧品や食品,あるいはその機能を環境浄化に利用します。


環境系

有用植物資源の利用開発

環境水に含まれる汚染物質や代謝産物の生態系への影響を調査

毛状根(植物培養細胞)を用いた新規環境浄化のシステムの検討

環境ストレス・重金属無毒化機能に関わるメタロームの探索

環境改善の提案

簡便な評価手法の提案


生命系

天然資源からの活性化合物の探索

新しい植物性化粧品原料や食品添加物の探索とその利用開発

環境・社会的ストレスの軽減物質の探索

生活習慣病予防食品原料の探索

毛状根を用いた香粧品関連成分の生産と機能性評価


活性評価

未利用植物資源のアンチエイジング効果の科学的評価

保健機能食品や香料・化粧品原料の生体内への吸収・栄養・機能学的調査およびそれらの安全性・有用性評価

食品の色やフレーバーの変化抑制および酵母 Two-Hybrid systemを用いた機能性物質の探索

慢性閉塞性肺疾患 (COPD:Chronic Obstructive Pulmonary Disease)に関わる成分の探索と評価

植物や食品,化粧品に含まれる成分を各種活性試験を用いた機能性評価