画像の説明 大島実験場のクロマグロ親魚の群遊 
 マグロ類の資源減少とそれに伴う漁業規制問題,牛肉のBSEや鳥インフルエンザなど,動物性食資源を脅かす問題が世界中に広がり,養殖魚に対する需要は高まるばかりです。

 水産増殖学研究室は,長年月をかけて世界初のクロマグロの完全養殖に成功し,世界から大きな注目を浴びました。この他にもマダイやクエを始めとする多くの海産魚,アユ,ウナギ等の淡水魚,アワビ,アコヤガイ等の二枚貝類等,我が国のほとんど全ての養殖種を対象として種苗生産技術の研究,栄養生理学的研究,育種学的研究,病理学的研究等を展開しています。

 近畿大学が世界に誇る水産研究所の養殖技術と養殖研究施設を基盤として、日本の養殖業の発展を支える技術開発に取り組んでいます。


現在取り組んでいる研究テーマ

(具体的な内容については、教員紹介のページをご覧ください) 

  • クロマグロの増養殖技術に関する研究
  • 海産魚介類・淡水魚類の種苗生産と養殖技術に関する研究
  • 養殖魚の品種改良と遺伝情報解析の研究
  • 魚介類の成熟現象の制御技術に関する研究
  • 養殖魚の健康とストレスに関する研究
  • 養殖魚の疾病防除、診断および治療に関する研究
  • 魚類の完全閉鎖循環式養殖システムに関する研究

水産種苗センター・浦神事業場

〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
近畿大学農学部水産学科 増殖学研究室