平成23年度奈良県環境保全功労賞受賞 of suikenseitai

平成23年度奈良県環境保全功労賞受賞!!

 水圏生態学研究室が取り組んでいる,奈良県産ニッポンバラタナゴの保護活動が平成23年度奈良県環境保全功労賞を受賞しました.
 活動の代表者である北川忠生講師と,学生代表である池田昌史(M1)が授賞式に出席しました.

表彰理由: 生息池の保全活動により,(奈良県下で)絶滅したと考えられていたニッポンバラタナゴの絶滅を回避した.また,環境教育にも力を入れ,生物多様性保全の普及活動を行っている.

■(奈良県下の)ニッポンバラタナゴの絶滅を回避

 県のレッドデータブック作成調査に協力し,池のドロ揚げや外来生物の駆除,共生関係にある生き物の保護など生息池の環境保全に努め,絶滅したと考えられていた日本固有亜種ニッポンバラタナゴの繁殖に成功,絶滅を回避した.

■ 環境教育

 奈良市教育委員会と連携し,学校ビオトープを活用した「ニッポンバラタナゴの生き物教室」を始めるなど,環境教育に力を入れ,生物多様性保全の普及活動を行っている.

■ イベントへの協力展示

 「奈良のいきもの展」で希少な魚や貝類を展示したほか,アースデーなどの各種イベントにも協力展示し,本件の事前環境保活動のリーダー的な存在となる.


DSC_0009.JPG受賞者との集合写真. 左から,積水化成品天理(株)様,近大水圏生態研,トリスミ集成材(株)様,奈良県知事,奈良・人と自然の会様,山本巳津次様
表彰.JPG表彰状の授与(代表,北川講師)
奈良県知事との懇談1.JPG表彰式後の,奈良県知事との懇談