DEPARTMENT INTRODUCTION

学科紹介

農業生産科学科

栽培から経営まで、興味ある分野で
農業をサポートしてみたい人にオススメ

農作物がつくられ消費者のもとへ届くという日常の出来事も、さまざまな研究によって支えられています。病害虫や細菌から作物を守る防除技術、花粉を媒介させる有用昆虫、肥料の開発、品種改良のための遺伝子研究、さらには農業経営という切り口も必要。このように農業をさまざまな角度からサポートする研究を行う学科です。幅広いアプローチがありますので、自分の興味ある分野から農業を支える学習ができます。授業は現場主義。1年次から学内の農場で「農学野外実習」に取り組むほか、アグリビジネス(農業関連産業)を学ぶ課程では、商品開発に関わるチャンスもあります。

EXAMPLEたとえば、こんな研究をします

干ばつイメージ

洪水や干ばつが繰り返されるような環境に対応できる新しい農法を提案する

いちご

温室栽培トマト、メロンおよびイチゴを植物病原菌から守るための方法を考える

訪花昆虫

在来の訪花昆虫を利用した農作物栽培の在り方を考え、日本の生態系を守る

水産学科

水に親しみながら、水域の生き物や
環境を研究してみたい人にオススメ

世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功した「近大マグロ」で知られる学科で、現在もウナギ、クエ、ブリなど新たな養殖魚の研究に挑戦中。こうした安心・安全な魚を食べ続けるための養殖技術のほか、水域の環境保全、水産経済学、マーケティングといった水産をめぐるさまざまな領域を研究できます。潜水(ダイビング)実習や養殖実習などが組み込まれていたり、野生イルカの水中観察によって行動や生態を明らかにしようと試みたり、小型船舶操縦士(2級)、潜水士の免許取得も可能だったりと、実際に水域に出てアクティブに学ぶ機会が多いことが特色です。

EXAMPLEたとえば、こんな研究をします

ウナギ

ウナギの稚魚の生産方法を考える

マグロ

資源量の減少が危惧されるマグロ類を中心とした種苗生産研究を手がける

海棲哺乳類 いるか

海棲哺乳類の社会・行動・認知を明らかにする

応用生命化学科

生物や化学のチカラを応用し
世の中に役立つモノづくりをしたい人にオススメ

モノづくりで社会に役立つ研究を進めています。現在、夢の技術といわれるマツタケの人工栽培や、がんに効果のある薬品開発、自然環境にやさしい天然由来の農薬開発、病気の予防・治療に効果のある機能性食品の開発などにチャレンジしており、実際に製品化された事例も。手法としては微生物、きのこ、動物、植物といったさまざまな生命のしくみを分子レベルで解き明かし、その機能を応用。微生物や植物などが持つ未知の機能を追究することで、食料やエネルギー、健康などに貢献できるあたらしい技術の開発をめざします。実験は1年次からスタート。実験を通して、世の中になかったモノを生み出だしてみませんか。

EXAMPLEたとえば、こんな研究をします

マツタケ

より安く、安定的な供給をめざして、マツタケの人工栽培に取り組む

花

除虫菊が生成する天然殺虫剤ピレトリンの合成過程を調べる

花

がんに効果のある「くすり」の研究・開発に取り組む

食品栄養学科

管理栄養士として幅広い
活躍の可能性を追究したい人にオススメ

管理栄養士の国家試験受験資格が得られる学科です。近畿大学病院、近畿大学奈良病院において、実習期間外でも直接患者さんと接する機会があるほか、近畿大学のアスリートへの栄養指導にも携われるなど、本学ならではの学び方があります。3年次以降は模擬試験や対策講座による充実した国家試験対策を受けると同時に、生活習慣病、アンチエイジング、食育、給食経営など、興味ある分野の研究に取り組むことができます。そのため、管理栄養士以外に化粧品メーカー、食品メーカー、スポーツ関連など、「食」および「食と健康」をテーマに、幅広い進路が開かれています。

EXAMPLEたとえば、こんな研究をします

ランニングイメージ

ライフステージに応じた栄養教育プログラムの開発

食器

料理や食器など、食卓の彩りが人間の心理に与える影響とは?

アンチエイジングイメージ

加齢現象に関わるエラスチンについて、アンチエイジングの観点から追究する

環境管理学科

山や川など自然に触れながら
幅広く環境を学びたい人にオススメ

あらゆる生命の基盤となる環境について研究する学科です。環境を守る、修復する、利用する、環境に関する政策を提案するといった多彩なアプローチで環境のプロフェッショナルを育てています。環境マネジメントという視点から、農業・生物・海・河川・山など、幅広い対象を学習。学部の敷地内にある里山をはじめ、川、海、農地など、さまざまな場所に出向くフィールドワークが盛んで、自然に触れながら環境を調査・研究できるので、生態系や自然環境に興味がある人にとっては魅力的な学習スタイルといえます。また、「みどりのプロ」樹木医の取得につながる樹木医補の資格も得られます。

EXAMPLEたとえば、こんな研究をします

サンゴ礁

サンゴ礁の保全に向け、海洋保護区の調査を実施

カスミサンショウウオ

日本の固有種や生態系を科学的な視点から守る

森林

国内外の森林資源の実態と課題を明らかにし、より良い管理方法を探る

生物機能科学科

世界が直面する諸問題の解決という
大きなテーマにチャンレジする人にオススメ

植物、微生物、動物、有機合成化学の各分野における最先端の研究を行っています。比較的短い時間で成果を出すことをめざす応用研究に加え、一見、何の役に立つのかすぐにはわからない、生物が持つ潜在的な能力を理解し、そのしくみを明らかにしようという基礎研究にも力を入れています。たとえば、遺伝子組換え技術を利用して、植物や藻類の光合成能力を飛躍的に向上させる研究では、世界の食料・エネルギー問題の解決に多大な貢献が期待されています。どのようなイノベーションも基礎研究なしには成し遂げられません。基礎研究にはそれが実を結んだとき、大きなブレークスルーをもたらす醍醐味があるのです。相手は世界。最先端の知識と技術を身につけ、将来創造的な仕事をしたいというチャレンジングな人を待っています。

EXAMPLEたとえば、こんな研究をします

バイオジェット

遺伝子組換えユーグレナによりバイオ(ジェット)燃料を生産

クローン動物や万能細胞の研究イメージ

クローン動物や万能細胞の研究で、家畜の保護や再生医療への貢献をめざす

化学反応イメージ

知られざる化学反応の発見と生物素材を利用した新しい物質づくりで、創薬研究に挑戦